Debian Install (by NETWORK boot)
ネットワークブート可能
な機器でのTFTPネットブートによるインストール手順は、
Debian GNU/Linux インストールガイドの
第4章「システムインストールメディアの入手」の中の
4.6.「TFTPネットブート用ファイルの準備」に記述がある。
● DHCPサーバ設定
tftpサーバのIPアドレスと、取得するファイル名を指定します。あと、クライアントを
識別するためにMACアドレスを記述し、クライアントに使用するIPアドレスを指定します。
option domain-name "example.jp";
option domain-name-servers aaa.bbb.ccc.2, aaa.bbb.ccc.3; # NameServer
option routers aaa.bbb.ccc.1;
option subnet-mask 255.255.255.0;
default-lease-time 3600;
max-lease-time 14400;
host clienthost {
next-server aaa.bbb.ccc.123; # tftpサーバのIPアドレス
filename "/tftpboot/pxelinux.0"; # ファイルの指定
hardware ethernet aa:bb:cc:dd:ee:ff; # クライアントのMACアドレス
fixed-address aaa.bbb.ccc.234; # クライアントのIPアドレス
}
● ブートイメージの取得
Debian worldwide mirror sitesにあるミラーサイトからイメージ
を取得します。ミラーサイトの
「debian/dists/sarge/main/installer-i386/current/images/netboot/netboot.tar.gz」が目的のファイルです。展開すると以下のようになっています。
|-- debian-installer
| `-- i386
| |-- 2.6
| | |-- initrd.gz
| | `-- linux
| |-- boot-screens
| | |-- f1.txt
| | |-- f10.txt
| | |-- f2.txt
| | |-- f3.txt
| | |-- f4.txt
| | |-- f5.txt
| | |-- f6.txt
| | |-- f7.txt
| | |-- f8.txt
| | |-- f9.txt
| | |-- splash.rle
| | `-- syslinux.txt
| |-- initrd.gz
| |-- linux
| |-- pxelinux.0
| |-- pxelinux.cfg
| | `-- default
| `-- pxelinux.cfg.serial-9600
| `-- default
|-- pxelinux.0 -> debian-installer/i386/pxelinux.0
`-- pxelinux.cfg -> debian-installer/i386/pxelinux.cfg
これをDHCPサーバ設定でファイル指定したのとつじつまが合うようにします。
例では/tftpboot/のディレクトリで展開するだけです。
$ cd /tftpboot
$ tar zxvf netboot.tar.gz
● TFTPサーバ設定
tsizeオプションサポートのtftpが必要です。atftpdをインストールしましょう。
確認のためインストール後に/etc/inetd.confに以下のようなtftpの記述があるか見ておきましょう。
tftp dgram udp wait nobody /usr/sbin/tcpd /usr/sbin/in.tftpd /tftpboot
● インストール
ネットワーク起動したら、「linux26」とタイプして2.6系Kernelでインストールをしましょう(デフォルトは2.4系Kernelでのインストールとなる)。
Last modified: Sun Mar 25 16:55:35 JST 2007