SSD for PC-MM1(SHARP Mebius/Muramasa)

Apr 2010 At your own risk.

2002年に購入したMURAMASA。HDDがスピンアップせず起動しない症状が頻繁になってきた。そんな昨今、東芝1.8inchHDDと言うマニアックなHDD用にSSDが出ている事を発見。 VAIO Xの購入もちらっと考えたが、いまだ現役のMURAMASAにSSDを入れてみたい(^^)。
● First Stage - 初期不良品との戦い

2010-4-9にPhotoFastのGM18M32E50IDEV4(G-Monster 50IDE V4 32GB,MLC) を約2万円で購入。
2010-4-10に到着、動作確認開始...格闘FirstStage開始...。なんと、購入したSSDが初期不良品であった...。
不具合をメーカーWebから報告し、メーカーの指示にしたがって不良品をメーカーに返送した。それから3 日目で正常動作確認(SONY PCG-X505で確認) した物を返送してきてくれた。

● Second Stage - SSDとMURAMASAの相性？との戦い

メーカーで動作確認済みの交換品をUSB経由で動作確認OK(^^)
GNU/Linux debian squeezeをインストールOK(^^)
が、ルートデバイス(/dev/hda1)の定期fsckチェックで、何故かhda1のファイルシステムが壊れた....再起動不能に...
この症状だとメーカーに言ってもたぶん"相性問題なので"と言われそうな内容だ...
debianのバージョンを落して、ルートのファイルシステムもext2にして再度インストールOK。設定も好調に進め、grub-pcを入れ、splashyを入れた。
が、splashy画面までいったら、途中でかたまった。強制的にダウン(これが良くなかったか...)させた所で、またhda1のファイルシステムが壊れた....再起動不能に...
気を取り直して、再インストール。今度は、別のパーティション(/homeに使用しているhda7)にhda1のイメージをそっくり残しておいて、hda1が壊れた時にCD-ROMからレスキューモードで立ち上げて書き込むことで復旧させる様に準備。

現在(2010-4-25)は、splashyも動作して順調。でも、いつまたルートデバイスが壊れるか心配なので、

ルートデバイスに大きな変更がある場合は、レスキューモードで立ち上げて、ルートデバイス(hda1)のイメージをまるごとバックアップを取るようにする。

とにかく、HDDでなら何とか修復可能であったようなイレギュラーな状態が、SSDだと復旧不可能になる可能性があるようだ。

● 性能比較
MK2006GAL(20GB)とhdparm -t -Tで比較すると、バッファ読み込みで約10倍UP!だ。

name cached reads buffered disk reads
MK2006GAL 119.82 MB/sec 4.63 MB/sec
GM18M32E50IDEV4 180.08 MB/sec 55.52 MB/sec
マシンの動作が体感的にも早くなった気がする。スワップ時にも速度UPを体感しそうな感じ(メモリが256MBしか無いので良くスワップする)。

格闘FirstStage開始 ● 2010-4-9購入の初期不良品の確認記録
Muramasaで動作確認(^^)

linux(debian lenny)インストール/BIOS設定自動:
IDEドライバ組込み時点で、hdaのレスポンスが無いと言われる...終了...NG。
linux(debian lenny)インストール/BIOS設定手動 (PIO:Standard,UDMA=Disable) :
パーティション区切るところまでいくが、 mountで失敗する...。fdiskで確かめたら、作ったはずにパーティションが無い...。何回やっても書き込んだはずのパーティションテーブルが無くなる...NG。
```
 $ fdisk /dev/hda
Device contains neither a valid DOS partition table, nor Sun, SGI or
OSF disklabelBuilding a new DOS disklabel with disk identifier
0xXXXXXXXX.
```
linux(debian squeeze)インストール/BIOS設定自動:
IDEドライバ組込み時点で、hdaのレスポンスが無いと言われる...終了...NG。
linux(debian squeeze)インストール/BIOS設定手動:
IDEドライバ組込み後hdaを認識するも、「PIO Failなんちゃら」のメッセージが無限にでる...NG
GNUParted live 0.5.2 起動/BIOS設定自動:
IDEドライバ組込み時点で、hdaのレスポンスが無いと言われる...終了...NG。
GNUParted live 0.5.2 起動/BIOS設定手動 (PIO:Standard,UDMA=Disable):
IDEドライバ組込み後hdaを認識するも、「PIO Failなんちゃら」のメッセージが無限にでる...NG
WindowsXP(HE)リカバリ/BIOS設定 AUTO : HDDアクセスラプつきっぱしで、動作のろい。リカバリ開始する直前まで行くも、「パーティションテーブル不良です」で終了...NG
WindowsXP(HE)リカバリ/BIOS設定手動(PIO:Standard,UDMA=Disable) : 途中で、「起動セクタの情報に間違いがあります」のメッセージ...NG
WindowsXP(HE SP2)のインストールしてみる...。「パーティション作成」実行するが、パーティション作成されない...前に進めない...NG。

あれれれ.....(T_T)。
1.8inch->3.5inch変換購入(2010-04-15)して下記実験

1.8inch->3.5inch->USBで、USB経由の動作させたら、やっぱりアクセスできない(GMonsterを認識はするが、resetを繰り返してアクセスできない...)。

usb 4-3: new high speed USB device using ehci_hcd and address 7
usb 4-3: configuration #1 chosen from 1 choice
scsi6 : SCSI emulation for USB Mass Storage devices
usb-storage: device found at 7
usb-storage: waiting for device to settle before scanning
usb 4-3: New USB device found, idVendor=152d, idProduct=2338
usb 4-3: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=5
usb 4-3: Product: USB to ATA/ATAPI Bridge
usb 4-3: Manufacturer: JMicron
usb 4-3: SerialNumber: 503922222222
usb-storage: device scan complete
scsi 6:0:0:0: Direct-Access     GMonster 0316-039         1292 PQ: 0 ANSI: 2 CCS
sd 6:0:0:0: [sdc] 58720256 512-byte hardware sectors (30065 MB)
sd 6:0:0:0: [sdc] Write Protect is off
sd 6:0:0:0: [sdc] Mode Sense: 00 38 00 00
sd 6:0:0:0: [sdc] Assuming drive cache: write through
sd 6:0:0:0: [sdc] 58720256 512-byte hardware sectors (30065 MB)
sd 6:0:0:0: [sdc] Write Protect is off
sd 6:0:0:0: [sdc] Mode Sense: 00 38 00 00
sd 6:0:0:0: [sdc] Assuming drive cache: write through
 sdc:<6>sd 6:0:0:0: [sdc] Sense Key : No Sense [current] 
sd 6:0:0:0: [sdc] Add. Sense: No additional sense information
usb 4-3: reset high speed USB device using ehci_hcd and address 7
usb 4-3: reset high speed USB device using ehci_hcd and address 7
 sdc:<6>sd 6:0:0:0: [sdc] Sense Key : No Sense [current] 
sd 6:0:0:0: [sdc] Add. Sense: No additional sense information
usb 4-3: reset high speed USB device using ehci_hcd and address 7
usb 4-3: reset high speed USB device using ehci_hcd and address 7
...リセット繰り返し...

1.8inch->3.5inch変換で、他のPC(Win/Linux)で確かめる。
- VIG400(VIA8225)/BIOSTARだと、BIOS認識し、WindowsXP(HE SP2)も初期化していないHDDとして認識。しかし、「初期化実行しても初期化されず」...
- MX36LE-UN/AOpenは Linuxで見たが、BIOS認識し、OSも認識。しかし、 fdiskした内容が書き込みしても、変化しない...。
- Low-Level Format(完全消去)してみる。
  - VIG400/BIOSTARだと、BIOS認識するが、アプリ(maxllf.exe)が認識しない...。
  - MX36LE-UN/AOpenでmaxllf.exe実行できた(約5時間かかる...)。消去できたが、結局症状かわらない。

むむむむ.....(T_T)。

● 初期不良品のメーカーとのやりとり記録
2010-4-15、上記確認結果を受けて、「PhotoFast」にWebから問合せ(4営業日以内に返答予定の) をした。
4時間後ぐらに、「不具合発生の可能性あり、ご返送願います」の主旨のEMail が来た。
2010-4-16に着払いで返送(2010-4-19月曜日着指定)。
2010-4-19にPhotoFastから返品が届いたことのEMailあり。
2010-4-21に交換品が届いた。
修理報告が付いてきた。VAIOで動作確認してくれたものを交換品として返送してくれた(^^)。
対応良いではないか。

● 交換品の動作確認の記録

USB変換でLinuxにて動作確認.. OK。

usb 4-3: new high speed USB device using ehci_hcd and address 5
usb 4-3: configuration #1 chosen from 1 choice
usb 4-3: New USB device found, idVendor=152d, idProduct=2338
usb 4-3: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=5
usb 4-3: Product: USB to ATA/ATAPI Bridge
usb 4-3: Manufacturer: JMicron
usb 4-3: SerialNumber: 500822222222
Initializing USB Mass Storage driver...
scsi4 : SCSI emulation for USB Mass Storage devices
usbcore: registered new interface driver usb-storage
USB Mass Storage support registered.
usb-storage: device found at 5
usb-storage: waiting for device to settle before scanning
usb-storage: device scan complete
scsi 4:0:0:0: Direct-Access     GMonster 0323-008         1295 PQ: 0 ANSI: 2 CCS
sd 4:0:0:0: [sdc] 58720256 512-byte hardware sectors (30065 MB)
sd 4:0:0:0: [sdc] Write Protect is off
sd 4:0:0:0: [sdc] Mode Sense: 00 38 00 00
sd 4:0:0:0: [sdc] Assuming drive cache: write through
sd 4:0:0:0: [sdc] 58720256 512-byte hardware sectors (30065 MB)
sd 4:0:0:0: [sdc] Write Protect is off
sd 4:0:0:0: [sdc] Mode Sense: 00 38 00 00
sd 4:0:0:0: [sdc] Assuming drive cache: write through
 sdc:
sd 4:0:0:0: [sdc] Attached SCSI disk

fdiskでパーティション作成確認..OK。
GNU/Linux lennyインストール...OK。

でも、ちょっと不安

lennyを入れたあと、何回目かの再起動で、ext3のrootのデバイス (hda1)の定期fsckチェックがあって、自動的に再起動したら...hda1のファイルシステムが認識できなくなった。ちょっと特殊なインストールしたからか...? ... 2010-4-23
気を取り直して、hda1はext2にして再インストールし、現在使用中。

その他の報告事例

PC-MM1をSSD化してみたでPhotoFastのPF18T32G50SSDIDEV2でSSDできているみたい。
Yahoo掲示板ではPC-MM1で同じSSD(GM18M32E50IDEV4)の動作が確認されている。

name	cached reads	buffered disk reads
MK2006GAL	119.82 MB/sec	4.63 MB/sec
GM18M32E50IDEV4	180.08 MB/sec	55.52 MB/sec